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『ゼルダの伝説 ムジュラの仮面』(ゼルダのでんせつ ムジュラのかめん、英題:''The Legend of Zelda: Majora's Mask'')は、任天堂より2000年4月27日に発売されたNINTENDO64用アクションアドベンチャーゲーム。 2015年2月14日にリメイク作であるニンテンドー3DS用ソフト『ゼルダの伝説 ムジュラの仮面 3D』が発売された。 == 概要 == 1998年に発売された『ゼルダの伝説 時のオカリナ』の数か月後のストーリーであり、システムも『時のオカリナ』のものを引き継いでいる。ゼルダの伝説シリーズの1作であり、シリーズ最後のROMカセット用ソフトでもあった。シリーズの中でもトップクラスの難易度を誇る作品であり、『時のオカリナ』経験者向けのソフトとして製作された。 舞台はハイラルとは違う次元に存在する世界タルミナで、リンクはこのパラレルワールドに迷い込んでしまう。そこは3日後には月が落ちてきて滅びてしまう世界で、リンクは「最初の日」(リンクがタルミナに迷い込んだ日)への時間逆行を繰り返しながら、世界に広がる謎を解き明かしていく。俗に「3日間システム」ともよばれるこのシステムは、謎解きを(ゲーム内での)3日以内に解いてセーブ=初日に戻ることを意味し、この3日間を利用した謎解きやイベントが多い。ゲームスタートから72時間経過し、最期の夜を過ぎてしまうと月が落下してゲームオーバーとなる(カウントダウンは残り6時間の最期の夜午前0時から表示し、残り1時間で赤点滅する)。日本国外版、ゼルダコレクション版は、中断セーブが可能。また、今作ではセーブ回数が記録されるようになっている〔日本国外版、ゼルダコレクション版は画面上には映らないが、内部ではカウントされている。〕。 3DSの場合、セーブする際には、世界中にあるフクロウの像または羽ペンの場所で途中セーブでき、次回はここから再開できる。また、時の歌を奏でることで初日の朝に遡ることができる。残り6時間のカウントダウンは時間経過で「黄色→橙→赤」と変わる。 また、時計塔の中にも5分の時間制限がある。この時間制限を過ぎても当然月が落下してゲームオーバーとなる。 最大の特徴は、セーブする(3DSの場合は初日の朝に遡る)と「ダンジョン内の仕掛けや人々との会話など、一部を除き全て初期状態に戻る」ということである。一度手に入れたCアイテムやお面などはセーブされるが、手持ちのルピーや消費アイテムは0になる。したがって、本作においてのセーブは「現在の状態を記録する」というよりも、「月が落ちそうなので3日前に戻る」という役割のほうが大きい。たとえば、特定のイベントなどでA・B・Cの3つの手順を踏まなければならないとき、Bの段階でセーブしてしまうと、またAからやり直さなければならない。よって、本作ではセーブするタイミングが非常に重要になってくる(特定のイベントをクリアした後や、ダンジョンを攻略した直後など、セーブされる物を手に入れた後にセーブするのが望ましい)。 また、本作では「仮面」が重要なキーになっており、仮面を着けることでリンク自身の能力を変化させ、世界や人々に変化をもたらせる。「滅びる運命にある世界」のとおり、「死」の概念がメインストーリーの所々に存在する。また、『時のオカリナ』に比べると、ダンジョンの数こそ少ないが、一方で町の住人達の作りこみが細かく、3日間の間にさまざまな行動をし、彼らに干渉するサブイベントが前作を遥かに上回る数で用意されている。 周辺機器「メモリー拡張パック」をNINTENDO64本体に装着しないとプレイできないため、同機器を同梱したセットも発売された。第5回日本ゲーム大賞 優秀賞受賞。 2009年4月7日よりバーチャルコンソールで配信が開始された。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ゼルダの伝説 ムジュラの仮面」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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